痛みの原因を取り除き、お口の健康を守ります
虫歯の原因と進行過程
虫歯菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖分をエサとして代謝し、酸を産生します。歯はエナメル質という硬い組織で覆われていますが、酸が長時間出されると溶けてしまいます。こうして溶かされた部分が虫歯です。
虫歯の進行度合いによって、治療方法は変わります。初期虫歯は進行を止められれば、治療の必要はありません。進行した虫歯は、溶けた部分を削って詰め物・被せ物で修復します。歯髄(歯の神経)まで達した虫歯は、神経を全部除去して消毒・充填する必要があります。
初期虫歯
エナメル質が酸によって溶け始める現象を脱灰と呼びます。脱灰が起こると、歯の表面が白く濁ったように見えますが、これが初期虫歯のサインです。初期虫歯はフッ素塗布や歯磨きを行えば自然に治るか、進行が止めらるものが多く、早期発見・治療が重要になります。
痛みの出る虫歯
痛みが出ている場合、虫歯がエナメル質を溶かして、象牙質まで進行している可能性があります。象牙質はエナメル質の下層にある組織で、エナメル質よりも柔らかいのが特徴です。象牙質は歯の神経に近接しているため、早めに治療しないと歯の神経が死んでしまう危険があります。
診療システム(治療の流れ)
受付 |
問診票に記入します |
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初診 |
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治療計画 |
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ブロック単位の |
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治療終了 |
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定期検診 |
4~6ヶ月に一度、定期的にチェック |
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受付
ご予約をしていただいた日時に来院いただきます。問診票への記入を行い、初診診療を行います。
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問診・検査
患者様のお口を診察させていただき、虫歯の有無をチェックします。続いて、レントゲン撮影を行い、歯の状態を診断します。
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治療
まずは主訴に対する治療を優先的に進めます。それが終わりましたら、歯磨き指導や歯石除去を行います。その後はブロック単位の治療に移行し、お口にあるトラブルを一つずつ解消していきます。
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治療後の定期検診
治療後の定期検診では患者様お一人おひとりに合わせた処置を行います。被せ物に不具合はないか、虫歯が再発していないかなどを確認するほか、歯石除去・PMTCなどのクリーニングで口腔内を清潔にします。定期的にお口の中を拝見させていただくことで症状の早期発見・早期治療ができます。
ラバーダムを使った治療
ラバーダムとはゴム製のシートのことで、治療時に歯に被せて使用します。治療する歯以外の部分を覆うことで患部に唾液が入らない状態で治療を進めることができます。細菌が入るリスクが防げ、良好な予後が期待できます。
ラバーダムを使った治療は主に自由診療などで行われておりますが、当院でも確かな治療効果を得るためにラバーダムの使用は不可欠だと考えています。
スポーツマウスガードでスポーツをより安全に
当院ではマウスガードの作製も行っております。マウスガードはスポーツ中のケガを防ぐ効果があるため、ラグビーやアメリカンフットボールなどの体に強い衝撃を伴うスポーツでは着用が義務付けられています。歯や顎への衝撃を緩和することで、脱臼や骨折、脳震盪の防止効果があります。
スポーツ用品店で販売されているマウスガードと違い、歯科医院で作成するマウスピースは完全オーダーメイドです。患者様の歯型を採取してから作製するため、患者様のお口に合ったマウスピースを作製することができます。