歯周病が関係する病気
今回は歯周病と全身疾患との関係をご紹介します。
歯周病が関係する病気
①糖尿病
糖尿病の人は、歯周病が悪化すると糖尿病が悪化し、歯周病が重傷だと糖尿病が治りにくいということが明らかになってきました。
②心疾患
歯周病の人は、そうでない人の2倍程度狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患になりやすいとの報告もあります。
③脳梗塞
歯周病の人は、そうでない人の1.6倍脳の血管が詰まり、脳組織の一部が壊死する脳梗塞になりやすいと言われています。
④関節リウマチ
関節リウマチの患者さんは、歯周病にかかっている率が高く、歯周病が進んでいる人は関節リウマチになりやすいと言われています。
⑤早産・低体重出産
歯周病が進んだ状態で妊娠すると早産・低体重の出産リスクが4倍高まります。
⑥誤嚥性肺炎
高齢者は、飲み込む力が弱く、口の中が汚れた状態で食べ物が気管に入ると誤嚥につながります。
歯ぐきにトラブルを持つ日本人は、全体で7割、中高年では8割を超えており、成人の歯を失う原因のナンバーワンは歯周病だと言われています。歯を失うだけでなく、歯周病が全身疾患にも影響するという話は怖いですね。
歯ぐきに不安がある方、歯周病が気になる方はぜひこの機会に歯科の受診をお勧めします。
当院では歯周病専門医の和泉雄一先生が診療しております。
患者さんと相談しながら、一人一人に合った歯周病ケアのプランを立てて参りますので、皆さんの受診をお待ちしております。
2019年10月9日 (水)
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